元日本共産党草加市委員長・中嶋つかね公式ブログ

元日本共産党員の中嶋つかねです。 埼玉県草加市在住、76歳、在宅療養中。党の専従生活40年。党文京地区委員長や衆院候補、文京区長候補など歴任。党内民主主義の発展、官僚主義と保守主義の克服のために運動しています。市・県・国政のこと、日本共産党のことなど記します。

草加市議団問題 党中央がフタをした第二の闇とは

 

草加市議団問題 党中央がフタをした第二の闇

党機関による藤家議員辞職届の提出拒否

3市議が離党を決意した直接の要因はこれだ

 

1、2019年11月18日~12月5日 

      この18日間に何が起きたのか

11月18日大里市議、党本部訪問 セクハラ被害者を党規約で処分は不当、撤回しなければ「日本共産党が2次被害を拡大していると訴える」とも。(対応した中央部局が「あなたが正しい。撤回する」と回答。大里市議、草加市議団に「団は私を(2次被害から)守れ」「藤家を私と同席させないように動きを管理せよ」と強く迫る。

11月中下旬地区常任委員会 「ジェンダー平等の社会的基準への理解がなく、「大里市議にも問題があると判断したことは間違いであった」として党規約上の処分を遡及して撤回。大里市議に陳謝する。

11月26日党規律委員会正副責任者、県委員長・常任委員、草加3市議の「合同会議」開催。4時間半超(音声記録あり)。
① 大里市議の議員としての問題点(5年にわたる不適切行為。議員になってからのパワハラ行為等)をここで初めて党中央が認識。党機関として同市議に対する批判と教育を行うことを確認。
➁藤家市議の議員辞職届は11月29日迄に提出を確認。冬の期末手当の「満額支給」はさせないで合意
③ ➂3市議の主張「2市議議員辞職。辞職理由公表」と党中央の主張「2市議辞職はあり得ない」「辞職理由は社会的道義に反する行為とする」は平行線で終わった。●党市議団は大里市議の党本部訪問の事実をこの会議で党規律委員会から初めて聞かされて大里市議の強硬発言の背景を認識した。

11月29日藤家市議議員辞職届提出されず。藤家市議議員辞職を確認する緊急地区委員会総会の開催は突然「中止」された。佐藤憲和市議が辞職届の未提出を議会事務局に確認後、荻原県委員長に「督促」の電話をかけたところ以下のやりとりとなった。
① 県委員長「転居の金がないと藤家が県に相談に来ている。期末手当満額支給できないか。市議団の積立金を回せないか」と。
➁佐藤憲和市議「29日までの議員辞職届提出は3者会合で党機関が約束したこと。約束通り提出を」。結局議員辞職届は提出されず満額支給となった。
➂県委員長「藤家市議の辞職理由は党中央の言う通り『社会的道義に反する行為のため』とせよ。そうしなければ辞職届は出させない」(党規律委員会見解)※この件で県委員長は党中央に「辞職理由をセクハラ行為のためとはできないかと党規律委員会に打診したが、党中央は認めなかった」
➃佐藤憲和市議「辞職届を出させないということは、藤家市議に任期満了迄市議をやらせよということなのか」
④ 県委員長「そうだ」


11月下旬 党機関は草加3市議に、★約束の藤家市議の辞職届を提出させず、26日の合意はないことを持ち出して提出を拒否し、同市議への冬の一時金を満額支給させた。更に、★辞職理由開示で党中央の見解に従うことを強要して、辞職届の提出をも拒否。★党機関はその上、セクハラ市議、不適切行為を5年間も続け,且つパワハラ行為の市議―2市議を擁して団活動を継続せよとまで強要した。
3市議は、党機関のこの間の対応を検討した結果、市議団の実情を何ら考慮しない党機関のあまりにも官僚的な指導では、団としては活動できないと判断し、離党を決意。


12月2日 草加3市議は地区委員会に離党届を郵送で提出。同日、県の書記長、常任委員の2名が市役所控室に到来、在室していた斎藤市議に「離党届は受理しない。離党の翻意を」と話したが同市議は「すでに離党届を提出した」として翻意せず。


12月5日 草加3市議が午前9時「市民共同市議団」の結成届を提出。
大里市議からの急報をうけて県委員長・苗村副委員長が市役所党控室に到来。
大里市議、地区委員長と連絡をとり「団長大里市議団員藤家市議」で「日本共産党草加市議団」の会派届行う。セクハラの加害者と被害者で会派結成。
県委員長が病休のはずの藤家市議を呼び出す。同市議の議員辞職届提出により、「党市議団」は数時間で消滅。

注:この間の経過は、党機関によって一切開示されていません。闇の中です。

 

2、草加3市議が離党届を出さざるを得なく

  なったのはなぜか
草加市党の全党員の疑問に応えます

① 党機関が3市議との約束―藤家市議の議員辞職届を拒否した。

➁党機関がセクハラ元市議に冬のボーナスを満額支給させた。維新議員には満額支給するなと言いながら自党のセクハラ市議には「満額支給」させた。共産党はヒドイの声が上がっています

➂党機関がセクハラ市議を任期満了まで活動させることを強要した。

➃同じく不適切行為・パワハラの女性市議も一緒に活動せよと強要した。

⑤党機関がセクハラの加害者と被害者を同一会派に。最後まで「2市議を辞職させずに党内処理をせよ」を貫徹しようとした。

⑥12月市議会発言準備―問題2市議の扱いはどうするのか一党市議団が何回も問合
せをしたが地区委も県委もなんの回答もないまま議会開会日を迎える。
  
党機関の対応に耐えかねて、悩みぬいた結果、3市議は「官僚的対応批判」を明記して離党を決意しました。

 

3、党規律委員会―田邊進氏、党埼玉県委員長―荻原初男氏が語る「3市議離党理由の作り話」-そのでたらめぶりを告発する。
●昨年9月25日、訴願文書への回答で中嶋宅を訪れた党規律委員会責任者の田邊氏は、私の前で草加3市議の離党について「彼らは党の大里市議に対する方針に反対し、党内での努力を放棄し、衝動的に党を飛び出し、別会派結成という党 破壊行為を行った」と。また「大里市議は入党して一年足らずで、長く住んでいた越谷市から何のつながりもない草加に転居してきた」と付け加えた。
●党埼玉県委員長の荻原初男氏は、佐藤憲和市議の公式ブログ(9月23日)後に党内限定で公表した文書で「大里市議を(団から)追い出すことに失敗した3市議は衝動的に離党して、別会派結成という党破壊行為に走った」と述べている。

 

党機関の「つくり話」―3つのウソ
① 3市議離党の最大の理由は、「不適切関係の党内処理・隠ぺい」とともに直接的理由が藤家市議議員辞職届拒否で示した党機関の何重もの「官僚的対応」にあることをいっさい明らかにしていないことにある。肝心要(かなめ)のところは「黙ってやりすごせ」というわけです。

「大里市議云々」は、3市議の離党の理由を「不純且つ低レベル」なものに貶める印象操作」という実に姑息極まる手法である。大里市議は、そもそも日本共産党の党規約第5条(1)に照らして、また当選以来の議員活動におけるパワハラ行為によって「日本共産党議員」足り得ないと判断されて当然の議員である。党機関自身が辞職させるべきである。

➂党機関が大里市議の略歴や、団指導部の努力などを何も知らないことを露呈。

大里市議は候補者選考時で党歴4年、准地区委員、青年支部支部長でした。田邊進氏に訂正を求めたが未だに回答せず。党草加市議団の新人議員援助体制は県下でも抜群の内容。大里市議を含めた2人の新人議員にも特別のシフトで対応してきました。他地区の青年市議から「活動は草加市議団で」の声も上がる程です。

 

4、昨年秋、3回の草加支部長会議の質のな

  かで明らかになったのは。
―荻原県委員長の発言は「ウソ」のオンパレード(安倍前首相と同じ)

〇両市議が離党を表明。党機関は誰も会いに行かず翻意を訴えなかった。

●斎藤雄二市議―11月29日、藤家市議議員辞職届未提出で緊急地区委員会総会が流会になった場で、同市議が「党機関は届け提出の約束を守らなかった。期末手当も満額支給。これではもう離党するしか道はない」と地区委員長に明らかにした。
●佐藤憲和市議一11月中旬、急に寡黙になり何を聞いても口を閉ざした息子から、ようやく「離党」を聞き出した父親が県事務所に赴き、それを県委員長に伝えた。

 

すぐに離党するなと話したーウソ話

草加支部長会議でー県委員長は「お父さんから離党の意向を聞いて、すぐに佐藤市議に連絡をとり県事務所に来てもらって説得したが、彼は翻意しなかった」と発言。

〇佐藤市議に確認をしたところ「そんな事実はありません」とすぐに否認の回答。

〇県委員長にこの件の問い合わせをしたが未だに回答がありません。  

 

そんな約束はしていないーウソ話

「(26日の3者会合で)藤家市議辞職届の29日提出は約束していない。なぜなら、その会合には地区委員会の代表は誰も出ていなかったから。責任者不在での約束はあり得ない」(県委員長発言)  
〇超重要な会合に地区委員会を同席させなかった自らの責任は棚上げにして、あったことをなかった事にして追及から逃れようとする許されざる発言。

 

藤家辞職届、満額支給が離党の理由ではないーウソ話

「3人の離党理由はそれではない。それならなぜ、大里市議も含めた別会派をつくらなかったのか。話が合わないではないか」(県委員長発言)。離党理由に藤家問題を認めると「大里市議を追い出すことに失敗して党を飛び出した」の筋書きが狂うから思わず口に出た発言である。(事情を知っている)会場にいた党員からは「唖然とした」の声あり。

 

「まさか別会派を結成するとは全く考えてなかったからしょうがないこと」(県委
員長) 
共産党市議団の結成を追求されて周章狼狽(しゅうしゅうろうばい)

昨年11月15日、中嶋束を除籍するための「協議」の場でのこと。昨年12月5日の市議会開会日に、地区委員長の指導で「大里市議団長、藤家市議団員」で「日本共産党市議団」の「会派届」が提出されたことについて、中嶋が「不適切行為の当事者同士が同一会派結成とはどういうことか。2市議は党内処理で議員活動継続ではないか」と追及したところ上記の回答がありました。官僚的対応の連続での3市議の苦悩を一切顧慮せず「機関に従う」と思い込んでいた県委員長の「衝撃」「周章狼狽」ぶりを目の当たりにしました。

 

 ●佐藤市議らとの直接対峙を避けつづけ、「3市議の話を聞きたい」を一貫して頑なに拒否し続け「除籍」を強行した荻原初男県委員長の「指導責任」は、誠に重大です。


●自分は表にでないで県委員長を全面的に支援、「除籍」を督促した党中央委員会、党規律委員会、党書記局次長も厳しく問われています。